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●初めて絵が上手いと評価されたのが小学校三年生のときです。夏休み町内の高学年生たちと合同スケッチ会に参加しました。「凄いよ、上手いよ」と引率していた父兄さんにまで褒められました。それからというもの私は絵が上手いのだと思い込みます。しかしその後、絵画力はいっこうに伸びません、大人になってもそれ以上上手くならないのです。独自のストレスをかかえたまま半世紀が過ぎました。今回デッサン教室に学ぶことで徐々に明らかになってきたことがあります。それは子供の頃から「単純にパースが合っていた」だけのことと解りました。教わることもなく自然にperspective(三点透視図法)を会得していたのです。そのパースが合っているだけで「絵が上手い」と評価され天狗になっていました。絵画力が伸びなかった理由にもうひとつ、パース完成後の質感表現にもありました。半世紀のあいだ突き詰めずにざっと描いて「これでいいのだ、どうだ上手いだろう」と自己逃避していました。どうやらこの浅さが伸び悩んでいたデッサン力の原因のようです。-2009.12.17- |