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話のお相手/若手デザイナー 収録日/2011.12.03 取材場所/ワイズマン制作室 |
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| パロディと現実 |
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ところで2011年2月に開催した「ぱろでぃ展・表紙であそぼ」はその後どうなりましたか、皆さん新作を待っていると思うのですが、まさか煮詰まっているんじゃないでしょうね。 |
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濱のカラス |
はい、気にかけていただいて有難うございます。実は9月、東京のある画廊喫茶に交渉したのですが真っ向からお断りされました。それは月刊雑誌のパロディということで、かなり神経質に成らざるを得ないということです。 |
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時代ですね、おそらく30年前でしたら問題なく了解されたことと思います、残念です。一方の作品"駄面ズ"は増殖してますか、あちらはパロディというより馬鹿バカしいだけですから、そういう問題はないと思いますが。 |
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濱のカラス |
有難うございます。現在しっかりしたコメント付きの駄面ズは6点(当サイト上で掲載)ですが今後どんどん増殖していく予定です。 |
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前振りはこれくらいにして、本題の「受注マニア」ですが、こんな言葉聴いたことがありませんが実際どんなことでしょうか、また馬鹿バカしいんでしょうね。 |
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濱のカラス |
それは全て受けとる側の技量でしょう、後ろ歩きマニアやサイマニアまである世の中ですから。 マニアとは物事の本質を見極める行為ですから一種の哲学なんです。哲学に答えはありません、突き詰めていく行為そのものに意味があります。それを一般的に哲学という熟語で始末されているだけです。 本題の受注ですが、原点はそのデザイナーのポジションとスタンスで決まります。若い頃、ある建築会社のトップ営業マンに言われました「貴殿を大工に例えると、将来"宮大工"になりたいのか"工務店"になりたいかで今日学ぶことが変わってくると思いますよ」 |
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その人凄いですね、業界が変わると見解も表現も目からウロコです。 |
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濱のカラス |
異なる業界人こそ自分にないものを無料で与えてくれる宝庫なんです。話は少し反れますが僕が20代の頃、勤め先の上司と新橋のクラブに行きました。そこでクラブのママさん「貴方はハッタリで生きてるでしょう、そのハッタリ続けなさい、将来おカネになるわよ」。効きましたね〜このフレーズ。今だにそれを信じてハッタリかましてますよ。 |
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またまた凄い話です、どんな職種でも本質を捉えている人は発言が違います。ということはモノを見抜く本質は一本、ひとつ、ということですか。 |
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濱のカラス |
薀蓄を言うと「正しいは一で止める」と書きますからね。ひとつの見極め方が解ると異なる演目でもすらすらと解けてしまうから面白いんです。癖になります。特にデザインはココロをカタチにする仕事ですから、まず物事を見極めるチカラを備えなくては説得力ある表現は出来ません。 単純に見極めと言ってもそう簡単に本質は見えてきません。粘土細工と同じで粘土を練って練ってよく練っておかないとカタチにした時すぐひび割れてしまいますから。練るのが95パーセント、5パーセントが実務でしょう。それまで堪えて堪えて堪え抜き、そして実務。実務は清書、"清書は現実"ですから。 |
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デザインに"美しさや綺麗"の必要性はありますか。これもまた先程言われた受け取る側の技量になるのでしょうか。 |
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濱のカラス |
美しいということは自然に近づくことでしょう。自然を壊すのですからデザインや編集は汚いものです、汚れています。しかし人が作ったものは自然だけでは人に伝わりません。人がヒト流にアレンジ変化させて始めて伝わることもあります。 自然に勝てない人類は黄金分割とかフィボナッチの法則とか理屈をこね、創ったカタチを正当化します。僕は「デザインは算術」と正当化しています(他ページでPDF化/「グラフィックデザイナーの算術」)。 人はよく合理性を考える動物です。順序よくとか無駄なくとかね、考えてみるとその究極のカタチが自然なのかもしれません。デザインする時そんなことがアタマを過ぎります。 |
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デザインの美しさと、ご婦人の"美しさや綺麗さ"への見解はいかがですか。同じものなのでしょうか、それとも・・・ |
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濱のカラス |
よく足首の細いのがいいとか、うなじにしびれるなんて子供騙しの答えで喜んでいる輩がいますが、僕の答えは単純明解「別れ際のキレイな婦人」に尽きます。全ては終末、美学はデカダンスにありですね。 「仕事もご婦人も手離れがいい」のがベストでしょうかね。 |
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いや〜参りました、そこに来ましたか思いもしない答えです。ふ〜、たしかに明解正解深いですね。私がふっておいてなんですが、こちらの話はこの位にして本題に戻りデザインの美しさについてお願いします。 |
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濱のカラス |
はい、これも明解「余白」です。紙面の余白が美しくなければ主役は美しく見えません"余白で魅せる"です。人は余白に気が付いたとき視野が広がります。その余白に本来の風景が隠れているのです。 僕は居酒屋でも美術館でも、まず全体の様子を見てから入ります。入ってからも、そこにあるモノの位置関係を観察してから主役に意識を傾けます。ですから「何故そうなっているのか」を自問自答する訳です。その結果主役が引き立ち良い景色が見えてくるんです。画家は余白で遊ぶとも言います。気にならない程の余白に風をふかしているんです。その風に本質が隠れているんでしょうね。 またデザインで大切で大変なのは人の「好き嫌い、良い悪い」の見破り方です。好き嫌いの判断は直感で速い、良い悪いは論理だから後からやってくるんです。これをどう誘導するかが優れたデザインへの近道です。 |
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一時は話がどの方向に行ってしまうのか心配でしたが本筋に戻れて安心しました。さて、次のコーナーでは紙と電子メディアの関係についてです。 |
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| Adobe PageMill 3.0J / IBM Homepage Builder V6 / IBM Webart Designer / Dreamweaver 3J / ※DELL Inspiron 1525 / ※iMac 10.5.8 CS3 / ※APC-ES500 Battery Backup plus Surge Protection |
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